理念・計画

理事長メッセージ

大正12年(1923年)大江スミは、「家政研究所」を開設し、社会の基盤となる「家庭の確立」に向けた第一歩を踏み出します。その大きな歩みは、大正14(1925)年、知(Knowledge)、徳(Virtue)、技(Art)を兼ね備えた「良き家庭人」、「良き社会人」を育てる「東京家政学院」の設置となり、自立する人材を輩出しつつ今日に至っています。

大江スミは、長崎に生まれ、良き学校、良き師のもとでの勉学、イギリス留学で身につけた文明への憧憬と警鐘、母、夫などを通して学んだ日本の良き伝統が相俟って、国際教養人を目指す「体験の学」の基本となる大江スピリッツ=KVA精神が生まれました。

本学院は、大江スピリッツの実現を目指し、千代田区、町田市、つくば市に、それぞれ特色を有する3つのキャンパスをもっています。
千代田三番町キャンパスは、江戸の内堀と外堀の間の文教地域にある都心型キャンパスで、中学校、高等学校、大学(現代家政、管理栄養を学ぶ学科)、大学院(人間生活学研究科)と法人本部を置く学院の中核として、地域社会との交流を積極的に推進しています。
町田キャンパスは、自然に恵まれた広大な郊外型キャンパスで、東京家政学院大学の児童、食・衣・住環境、デザイン、福祉等を学ぶ学科があり、実物教育や実体験学習を通じて、地域の住民や企業、学校、施設、自治体と連携・協力した活動を重ねています。
筑波キャンパスは、研究学園都市の中心部に位置し、公私協力型の筑波学院大学に、ビジネスマネジメント、グローバルコミュニケーション、メディアデザイン、情報デザインのコースを設け、地域創成の拠点として、地域に密着した活動を展開しています。

現在、私たちは、少子高齢化や情報化・国際化、地球環境、地域連帯など大きな変化の時代に迎えています。これまでの経験に加えて、現代の課題を見つけ、解決できる力、そして新しい展望と勇気をもって取り組むことのできる人材が求められています。
大江スミの目指した教育は、激動の時代にあって、その輝きをいっそう増しています。

私たちは、大江スピリッツを育むため、地域とキャンパスが一体となった「ミュージアム(見遊知会夢)ユニバーシティ・ハイスクール」の創造を目指します。そこで、激動の社会に生き、新しい世界を拓いていくことのできるグローカルな人材を、地域と協働して育て、社会に送り出すことにより、平和な地球社会の実現に貢献していきたいと考えています。

2017年6月

理事長 沖よし和祐の署名